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執筆者の写真cozybase

【愛媛の注文住宅】発達障害の原因物質が増加する理由

更新日:2021年11月30日


新築時に知っておきたい夏に安全な空気
室内温度上昇で起こる健康被害

【愛媛の注文住宅】発達障害の原因物質が増加する理由


夏場の気温上昇によって、住宅室内の温度も上昇します。


夏場は家の中の温度が上がって住宅建材に含まれる化学物資が放出される季節です。

フローリング材のワックスから、ビニールクロス、ビニールクロスのボンド、壁や床に隠れた合板材から、、、夏場の気温上昇によって建材からの化学物質は室内に放出され続けています。


ごく微量でも、化学物資を毎日吸い続けると健康被害が出てきます。



発達障害や知的障害の発症の原因物質を家に散布

例えば、新築時に必ずシロアリ予防で散布するシロアリ駆除剤の問題です。

農薬で使うクロルピリホスは住宅のシロアリ駆除剤に使用してきました。


後に新生児への新生児の神経発達への影響及び新生児の脳への影響が分かり、厚生労働省の室内空気中化学物質の室内濃度指針値が1998年に制定されました。

クロルピリホスを添加した建築材料の使用が建築基準法で禁止されたのは、2003年の法改正(シックハウス法)です。


指針の制定から5年間も法的規制は行われず、そのまま使い続けていました。


発達障害や知的障害が発症する化学物質住宅に住むと、子供の発達障害が起こるのは当然です。

2019年になって欧州連合(EU)は、ごく少量の摂取でも子どもの脳の発達に影響を及ぼす可能性を指摘して農薬としても使用禁止となりました。


米国最大の農業州のカリフォルニアでは2020年に農薬の使用禁止となり、需要が少なくなったという理由で薬品メーカーは製造中止を宣言しています。


今後の予測として、日本が発達障害化学物質の最終処分場になって農薬散布されることになります。



日本は有害化学物資問題の放置国家


住宅建材は健康被害がないか調べて使っているのではなく、健康被害が認められても化学物資を使用し続けているのが日本の現状です。化学物質は人が一生吸い続けても“健康に被害がないとされる数値”は決められています。



 24時間365日、一生吸い続けても安全な数値

 厚生労働省「室内空気中化学物質の室内濃度指針値」
 https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tc3866&dataType=1&pageNo=1 



小学校へ行くと、1クラスにひとり、2たり。30人クラスにひとり、ふたりの割合で発達障害になった子供がいるのは異常な世の中ではないでしょうか?


その原因が何の化学物資で、どこのメーカーのを吸ったからと、特定できないので、ほとんどの親は泣き寝入りではないですか。


クロルピリホスは厚生労働省が「室内空気中化学物質の室内濃度指針値」に定める13物質のうちの一つです。


日本はわずか、13物質しか化学物資の室内濃度指針に定めていない劣等国です。化学物資の種類は毎年ドンドン増えていますが2003年のシックハウス法の施行時の13物資から増えていない。規制も進化していない。

残りの12物質は今もなお、住宅建材に使われ続けています。

車は今、先ほどの2-エチル-1-ヘキサノール(精巣毒性および生殖毒性の化学物質)などはほとんど出ないです。それは、海外では訴訟リスクが伴うからです。



室内化学物質は換気扇で薄める考え方の日本


今の建築基準法ではホルムアルデヒドという化学物資1物質だけを規制し、残りは換気扇を付けて室内化学物質濃度を薄めれば良いという考え方の法律です。規制が無いため新たな化学物質が次々に開発されて法規制が間に合わない状況です。欧米では健康被害が認められて使用禁止となる化学物質が、日本では住宅建材のビニールクロスなどで使われています。


ガンの家系とか、よく耳にする言葉ですが、、、発がん性物質が含まれていた家に住み続けるとその家族はガンになるのではないでしょうか?


換気というのは簡単ではなく、排気する換気扇と対角線上に吸気口が付いていなければ、空気がショートカットされて室内の化学物質は外に出ません。家具などの死角では空気が渦を巻くので化学物資濃度は高くなるホットスポットになります。

換気で化学物資を外に抜くというのは、簡単なことでは有りません。建築基準法においては付いていれば良いので対流計算など全く考えていない法規制なのです。


夏休みに子供は化学物資濃度が上昇した家に長く居ます


アトピー性皮膚炎が夏になると出るのはどうしてでしょうか?

汗疹とアトピー性皮膚炎は違うものです。

室内化学物質の濃度が上昇しているのが皮膚炎の原因と判るはずです。

夏休み、子供は家で生活をする時間が長くなります。赤ちゃんや、未就学児は家にいる時間が長いのです。成長期のカラダに化学物質を入れない暮らしが求められます。 新築の臭いは消えていても、建材の化学物質は放出され続けています。50年経った家を解体した時に調査したら、化学物資の濃度が健康基準を遥かに超えていた調査報告もあります。(地方独立行政法人北海道立総合研究機構 調査)


アレルギー、アドピー、ぜん息、花粉症、子供が親に出しているカラダの警告です。


子供は住む家を選ぶことが出来ません。子供のために親が子供のカラダにとって健康な家を選ぶことが必要です。


今、住んでいる家はどうするのか?!


1.換気することを意識して生活する


24時間換気の換気扇は止めない。フィルター掃除は細かに行うのが最低ルールです。対流計算などの設計はしていませんから、24時間換気だけでは化学物資の濃度を均一の低下させることは不十分です。夏場は2時間に1回程度、窓を開けて風を通すことが望ましいです。気化した化学物資は壁や天井に付着しています。外出するときは、窓を開けて室外へ化学物資を放出してください。


2003年以前のほとんどの建物は24時間換気が付いていません。キッチンフードとお風呂の換気扇を回し続けるようにします。


2.芳香剤・消臭剤・柔軟剤は捨てる


芳香剤や消臭剤は、臭いを消す化学物資を気化しています。法的な規制がないまま化学物資メーカーが作っている製品です。消臭剤・芳香剤のメーカーの社名から〝化学〟をいう言葉を一斉に消していますが、化学物資メーカーが作る製品です。


柔軟剤の香料も化学物資です。香りを持続するマイクロプラスチックに臭いを付けて衣類に付着させています。衣類がこすれるとマイクロプラスチックが擦れて香りが持続する仕組みです。


3.赤ちゃんは、床から少しでも離れるベビーベッドで寝かせる

  

フローリングの下に塗っているボンド、床のワックスから出る化学物資から距離を離してください。東京、横浜など進んだ自治体は、保育園を開園する基準として、床上30cm、60cmの化学物質の濃度を測定して開園許可が出る条例を制定しています。

床から離すほど、フローリング材のボンドやワックスからの影響が少なくなります。



人の細胞は分裂して約1年で入れ替わる


人体の細胞更新速度(Cell update rate of the human body)

人体は、1日で1兆個もの細胞を入れ替えています。不要になった細胞は死んで、その近辺の元気な細胞を細胞分裂させて2個にし、その一つを失った細胞に入れ替えて成長させます。人体の細胞の数は、約60兆個で、単純計算すれば、毎日1兆個の細胞が入れ替わり、1ヶ月で30兆個、2ヶ月で60兆個が新しい細胞になっていきます。


肌の細胞更新速度は速いので、お子様の肌は敏感に反応しています。

室内の化学物質濃度の少ない家に住むと、お子様の肌も敏感に反応していきます。


肌    :10歳代で約 20日周期、

      20歳代で約 28日周期、

      30歳代で約 40日周期、

      40歳代で約 55日周期、

      50歳代で約 75日周期、

      60歳代で約100日周期で全て入れ替わる。


https://sites.google.com/site/jinntainosaiboukousinnsokudo/ ※細胞は入れ替わっても、神経系が化学物資でやられると治癒することは困難です。



 

≪記事執筆者≫

コージーベース株式会社

代表取締役 松本好司

愛媛県松山市生まれ。

富士通に在職中は社長表彰をはじめ26年間で28回の経営表彰を授与。

その後、広島県庁の特別職として経営企画アドバイザー、国の研究機関のプロジェクトマネジメントアドバイザー、公立大学の経営大学院(MBA)の新設などの公的職務を歴任。

その後、建築学科がある学校法人の顧問、専門委員などに就任し、科学的知見をもって健康で安心な保育園の設置アドバイザー、健康自然素材の健康住宅の事業を行っています。




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